IT業界に身を置いた5年間のサラリーマン生活は、どことなく閉鎖的で、ライフスタイルとして好きになれませんでした。そんな時に頭に浮かんだのが農業で、母親の実家が福島県内の兼業農家だったで、子どもの頃に遊びに行った時の想い出、自然とともに仕事をしている姿への感動などが、ずっと心に残っていたせいだと思います。農業をやろうと思って、北海道を選んだのは“農業は自然を相手にする仕事。それなら、一番厳しく、一番大きな北海道”にしようと思いました。
母親の実家(福島県)も米作農家であったことから、農業=米は自然の流れでした。雨竜町を選択したのは、単に実習先だったということだけではなく、その農家さんとの「出会い」が大きいです。今も本当に親切にしていだいているし、実習当時から、見ず知らずの若者を受け入れてくれました。雨竜町からのバックアップは新規就農者に対して10万円の交付と北海道農業公社に支払う農地の賃借料の一部助成をしてもらっています。JAは資金的な支援農地賃借などに関してや、その後の営農などに関しても、いろいろとバックアップをしてくれています。自分はお米が大好きで「稲作」をしたいと思っていて、そこで稲作が盛んな雨竜町、そして面倒を見て頂ける農家さんとの出会いがあり雨竜町という選択になりました。