滝川市・江部乙地区は「日本で最も美しい村連合」に認定されている「日本で最も美しい村」のひとつ。
江部乙郊外の丸加高原では、見下ろせばゆるやかな丘陵地が続き、見上げれば夜は星が瞬く。
どこまでも美しい絶景の麓では、美しい暮らしが待っている。
滝川市は味付きジンギスカン発祥の地。
味付きジンギスカンは仔羊肉のラムも成羊肉のマトンも両方楽しめる。
炭鉱で栄えた時代に作業員のスタミナ源として愛されてきた、世界にここだけの味だ。
丸加高原にある「松尾めん羊牧場」には羊生産の歴史を継承するためサフォーク種の羊たちが飼われている。
近年、注目を集める「そらちワイン」。
浦臼町にはそのさきがけとなった「鶴沼ワイナリー」が、そして滝川市にはそらちワイン持ち込みOKの飲食店があり、地元ワインの美味しさを仲間と楽しむ時間が地域に根付きつつある。
なかそらちは北海道随一の米どころ。
おいしいお米が生まれるのは米作りに熱意を燃やす生産者が多いから。
世界無形文化遺産の和食文化を支えるお米は、なかそらちでも育まれている。
砂川市のまちのお菓子屋さんなど19店舗が連なる「すながわスイートロード」。
かつて炭鉱の作業員たちが疲れを癒すために甘味を重宝したのがルーツ。
洋菓子はもちろん和菓子、米果など、地域に愛されるおやつが揃う。
なかそらちにある「黒瀬農園」のラベンダーは製品として出荷されるためのものではなく、来てくれた人たちに喜んでもらうためのもの。
このラベンダー畑が美しいのは、そんな粋な人々の営みかもしれない。
滝川市・江部乙は菜の花の作付け面積が日本一(2016年)。
農作物の連作障害を防ぐためのものだが、その美しさで見ごろには観光客が押し寄せる。
毎年咲く場所が変わるため、地元の人も一度は足を運んでしまう。
「赤毛のアン」の世界と19世紀の街並を再現した「カナディアンワールド公園」。
かつてのテーマパークは、現在は市民が無料で楽しめる憩いの場となり、自然あふれる気持ちいい空間となっている。
なかそらちには鞄や馬具などの老舗メーカーがあり、職人の質の高い手仕事で日本全国にファンがいる。
職人の多くは地元の人で、その技術と伝統は時代を越えて受け継がれている。